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短編にもならない思いつき小ネタ集
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ででで電車のなかにて銀魂をよんでる人を発見
うふふー、面白いよね、それ。
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俺の彼女は綺麗だ
男所帯の真選組の唯一の女隊士で、一輪の花のように凛としていて、なんで俺なんかが一緒になれたのか不思議なくらいだ。
正直かなり地味な俺と彼女では月とすっぽんで、付き合ってから埋められない距離があるようで、付き合ってからますます彼女は綺麗になったから、まるで月と太陽のように離れている錯覚を時々感じる
それでも彼女が好きだから、何度でも手を伸ばす。

「まるで●は月みたいだね」

思わず口から出てしまった言葉に、彼女は目を丸くした。
監察の俺と隊士の彼女ではよく昼と夜、生きている時間がすれ違ってしまうから、こうして夜に少ししか会うことしかできない。
少しの日本酒を片手に二人で寄り添うことしかできない。
その距離がもどかしい。

「私が、月、ですか?」
「うん」

少し酒が回ってきた体で、寄り添う彼女の肩に手を伸ばして引く。
彼女は女の子なのに刀をもたせれば無敵だし、普段のしぐさはキラキラ輝いていて、何度手を伸ばしてもその手をすり抜けていく。
今も、こうしてることがまるでまだ夢を見ているようだ。

「私が月なら、」

●がゆっくり言葉をつむぐ
俺はすっぽんだな、と心で言葉をつむいだ。

「山崎さんは、私の太陽ですよ」

"だって、あなたがいるから輝ける"
意外な返答に暫く俺は動けなかった







―――――――――――
嵐のCra.zyMoonを聞きながら。
久しぶり過ぎる更新すいません。
山崎夢

泣きそうになった。いっそ泣いてしまえればどれだけ楽か考えた。
先生の左手の薬指に光る銀色をみてしまったから。
そのあとどうしたかわからない。ただ気が付けば屋上で一人、ぼーっとしていた。ツキンツキンと軋む胸の音をききながら。
確か、進路のことで呼ばれていた気がする。

思い起こせばもう二年半にもなる。
はじめは、なんでこんなぐーたらが教師やってんだろうと思って極力関わらないことにしていた。
いつからだっただろう、銀八先生のことを意識し始めたのは。

その日は雨で、いつも以上に電車が混んでいた。突然感じた他者の手がおしりの上を撫でるように触れてきた。太ももを味わうようになでるその手に涙を必死に押さえながら、ただただ怖くて身動ぎができなかった。そんなとき、いきなり手の感触が消えて、先生の声が後ろで聞こえた、"うちの可愛い生徒に痴漢すんのやめてくんねぇ?"一気に緊張の糸がきれて先生に泣きついた事を覚えてる。

たぶんその時から、もうすでに好きだったのかもしれない。それからは膨らんでいく一方。
一つ一つの仕草が愛しくて、その度に胸が締め付けられて。
でも、相手は先生なんだ、一回りも歳上がこんな子供、相手になんかしない。そうやって胸は締め付けられていく。ダメと言われれば言われるほど、気持ちは暴走して、私はそれを必死に隠した。
隠しとうしてきた、今日。よりにもよって見つけてしまった薬指のリング。
胸が締め付けられてこのまま息もできずに死んでしまえればどれだけ楽だろうか。

屋上に吹き抜けた風は、私の頬を撫でるように舞い上がった。

貴方の愛が、私に向くことはなく、私はそれを切望している。







――――――――――
はい。意味が分かりませんね、ごめんなさい。
つまり先生に恋心を抱いたって、子供なんか相手にしてくれないっていう切ないのを書きたかったんですが、何故かヒロインの一人語りになりました。
まぁ銀八の薬指の指輪は実はバツゲームっていう裏設定。結局は両想いになればいいと思います。ではでは

降りそそぐ雪に、白夜叉の姿が霞んで見えて、
まさに今、生死のさかいの戦いをしている最中なのに、あたしは銀時のもとへ駆け出した。





結果、あたしを庇って銀時は左腕に怪我をし、目の前のヅラはそうとうご立腹のようで、辰馬も晋助も助けてはくれない。
あたしはヅラの前で正座。ヅラはあたしの前で仁王立ちというこの体制。

「俺は平気だっていってんじゃん。それぐれーにしといてやれよヅラァ。」
「ヅラじゃない、桂だ!」
「ごめん。」
「謝ってんだし、もういいじゃねーか。」
「しかしだな銀時。何も理由がないのに陣を崩すとはやはりなっとくできん。」
「…………。」

途中、ヅラの説教がグチグチ聞こえるだけの部屋に、痺れを切らして銀時が会話に入ってきた。
だって、言えるわけがない。消えそうで不安だったなんて。そんな理由で飛び出したなんて、迷惑きわまりないし、この気持ちは誰にも打ち明けたことがないから。だから、だんまりを決め込むあたしにヅラは不満なんだ。

「ほら、行くぜ●。」
「へ?」

とたんに腕をぐっと引っ張られて、銀時に引っ張られて部屋を駆け出すように出ていく。
後ろでヅラがどなる声が聞こえていた。

そのまま暫く、銀時につれられるまま、待機所として使っている寺の一番奥の部屋まで走った。
銀時があたしの手を放す。その放した手でボリボリと頭をかく銀時のそのしぐさは、珍しく考え事をしているときか困っているとき。
たぶん、後者

「なぁ、●。」
「……何?」
「あのさ……、なんていうか、なんかあっただろ?」
ドクンと心臓が波打った。
「なんで?」

貸すかに震えた声が言葉をつむいだけれど、
その震えを銀時が見落とすわけがなく、一瞬目を見開いたあと、また困ったように頭をかいた。
そのしぐさに泣きそうになる。

「雪が……。」
「……。」

気が付けば銀時の髪に手を伸ばして口走っていた。
あぁ、ダメだこれ以上はいってはいけない。
そう制止の声が聞こえるのに、体は言うことも聞かず、

「雪に……、溶けていきそうで……。」
「溶けねえよ。」

髪に伸ばした手を掴まれた。
ほら、とその手を銀時は自分の心臓に持っていく。
トクントクンと聞こえる命の鼓動に、涙が一筋こぼれてた。

「こわっ、かった……っ!」

本格的に泣き出してしまったあたしは、うつむくけれど、ポタポタこぼれる涙の滴は、地面におちて音をたてる。

「消えねぇよ。溶けねぇし死なねえ。だから、そんな顔してんじゃねーよ、いつもの●はどこにいったんですかコノヤロー。」

銀時の両手が頬におりてきて、そのまま上を向かされる。
額に柔らかな唇の感触がふってきた。
その感触に瞳を閉じる。

暫くして離れていった唇の感触に、すこし名残惜しくて目を開ける。
視線の先の銀時は恥ずかしそうに視線を反らして、私の肩を叩いてヅラがいる部屋まで戻っていった。
あたしは、わけもわからないまま、その場にたちつくして、けれど、今の私の顔は赤く染まっているだろう。







――――――――――
久しぶりのSSSの更新。
何ヵ月してないんだお前はっていう。
それにまた銀さんですかっていう。
SSSもログの整理しなくちゃだめですね。

ただ、そういう愛の形もあるのだと、誰かが言った気がした。
戦場において、これほどまでにも奇麗な死に方があるのだろうかと、思うほどに、
その光景は、きっと、俺の瞼に焼き付いて離れないだろう。






血行け地獄に咲く蝶






攘夷の過激派の勢いも衰え、つい先日あの高杉晋助の居場所を確認した。
監察からの報告によれば、何かを待っている様子で、作戦でも練っているようだったときた。
これは絶好のチャンスとして、2日前会議を開いて、全員一致で突入することになったが、そのとき、一人だけ手を挙げて発言権を待っていたやつがいた。
そして、今、稽古場で高瀬と総悟が木刀を交えている。



『高杉の首をとるのは、私にやらせて下さい。』
会議の最中、そういった高瀬に、いつの間にか忘れていた入隊の時の面接を思い出す。
攘夷戦争で名をはせていた彼女が、なぜ、幕臣側にわざわざつくのか、初めは全員が全員、疑っていたな、と、当時はかなり組内で嫌がらせを受けていたことがあった。
それでも彼女は昔仲間だったであろう攘夷を掲げるテロリストを躊躇なく切り捨て、中には高瀬の名を呼ぶものもいたが、やはり彼女は戸惑いもなく切り捨てた。
そんな高瀬をいつの間にか、攘夷派の連中は寝返った裏切り者と呼んだが、高瀬は気にもとめない様子でいつも彼らの先を視ているように剣を交えていた。
そういう高瀬の振る舞いか、月日が流れたせいか、今ではすっかり組に馴染んでいる。
初めはやはり元攘夷活動をしていた、ということで面接や戦力になるかどうかの試験は俺が担当した。
その時、あいつは確かに言った、『これ以上汚れて欲しくない人を自分の手で終わりにしてあげたいんです。』
言われた当初はただ、なんのことだかいまいち理解が出来なかったが、今になって理由が分かった。
アイツが言っていたのは、高杉晋助がこれ以上の罪を重ねる前に、自分の手で殺すということだと。

「…ッチ。」

総悟の舌打ちがやけに道場に響いた。
汗だくの総悟に対して息ひとつ乱していない高瀬。
それに、高瀬はまだ、攻めの一歩も踏み出していない。

「…近藤さん。」
「なんだ、トシ。」
「裏切り者と呼ばれてまで自分の手で殺したいっつーのは、なんでだかわかるか?」
「そーだな……。」

お互い、試合から視線をそらさず、口を開く。
近藤さんが呟いたその後に、高瀬が一歩踏み込んで総悟の懐に入る。
そのまま高瀬は、片手で総悟の木刀を吹っ飛ばし、試合は終了した。







続きは近日中に。
土方視点、高杉シリアス死ネタ夢、
フリー配布する予定です。

もっと明るいのにしろよ自分!!
すんません………orz

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