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短編にもならない思いつき小ネタ集
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俺の彼女は綺麗だ
男所帯の真選組の唯一の女隊士で、一輪の花のように凛としていて、なんで俺なんかが一緒になれたのか不思議なくらいだ。
正直かなり地味な俺と彼女では月とすっぽんで、付き合ってから埋められない距離があるようで、付き合ってからますます彼女は綺麗になったから、まるで月と太陽のように離れている錯覚を時々感じる
それでも彼女が好きだから、何度でも手を伸ばす。

「まるで●は月みたいだね」

思わず口から出てしまった言葉に、彼女は目を丸くした。
監察の俺と隊士の彼女ではよく昼と夜、生きている時間がすれ違ってしまうから、こうして夜に少ししか会うことしかできない。
少しの日本酒を片手に二人で寄り添うことしかできない。
その距離がもどかしい。

「私が、月、ですか?」
「うん」

少し酒が回ってきた体で、寄り添う彼女の肩に手を伸ばして引く。
彼女は女の子なのに刀をもたせれば無敵だし、普段のしぐさはキラキラ輝いていて、何度手を伸ばしてもその手をすり抜けていく。
今も、こうしてることがまるでまだ夢を見ているようだ。

「私が月なら、」

●がゆっくり言葉をつむぐ
俺はすっぽんだな、と心で言葉をつむいだ。

「山崎さんは、私の太陽ですよ」

"だって、あなたがいるから輝ける"
意外な返答に暫く俺は動けなかった







―――――――――――
嵐のCra.zyMoonを聞きながら。
久しぶり過ぎる更新すいません。
山崎夢
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