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あれから、もう何年もたったというのに、私の心は一向にアイツを探してしまう。
その度に襲い来る消失感と絶望に、何度私は耐えればいいのだろうか。
いい加減、思い知ればいいのに、と、自分のことでさえ、他人事のように考えるようになった。
つむじ風に運ばれていく花びらに、アイツの影を見る。
『っぷ、……おーい、●。頭に花びらついてっぞー。』
ガシガシと、人の髪型をめちゃくちゃにするように頭をなでた、アイツの唇に笑みが浮かんでいたことも忘れていない。
つむじ風がとけて強風が、私の髪の毛を巻き上げる。
鮮明に耳に残っているアイツの声に、また目じりが熱くなってきたのをやり過ごそうと、ぎゅ、と瞳を閉じた。
『何いっちゃってんの?お前何言っちゃってんの?』
『だーかーらー!何度も言わせんな!俺だって恥ずかしいんだからな!!』
『……あぶねぇ!!●!!!』
『もう、いきなり俺の前から居なくなんな。』
そう言ってぎゅっと抱きしめてくれたその感触がまだ腕に残っているんだ。
あぁ、私は、どれだけアイツに染められてしまっていたんだろう?
忘れてしまわないように、どうか、忘れないように、と、自分の二の腕でぎゅっと自分の体を抱きしめた。
素直じゃなかったアイツが、それでも精一杯くれた愛情が、私の体を蝕んで、
そのまま、蝕まれた場所から、腐って落ちていけばいいと、何度思ったことか。
早く、早く、あんたのところへ逝きたい。
ねぇ、どうして迎えに来てくれないの? 銀時。
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病んでる…、これを書いた私が一番病んでる。
うわー、なんか落ち込んでるときとかどん底にいるときとかに書くと幸せっぽいのが書けません。最悪だな、私。
すいません、そのうちきっと消します。銀さん死ネタ?なんだろうか、これ。